FORMULA COLLECTION

数II・B・C 公式コレクション

公式は、覚えるほど武器になる。

共通テスト数②の8分野・48問。新課程対応。

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※ 新課程(2022年度施行の学習指導要領)にもとづくオリジナル問題です。学校の進度にあわせてどうぞ。

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📝 問題と解説の全文(48問)

数II・B・C 公式コレクション の全48問を、解説つきで読める形に並べています。アプリを起動しなくても、ここだけで内容を確かめられます。各見出しを開くと、問題文・選択肢・正解・解説が出ます。

図形と方程式

点と直線の距離

点(1, 2)と直線 3x+4y−1=0 の距離はいくつ?

  1. 2
  2. 10
  3. 2/5
  4. 12/5

正解:1番

距離の公式 |ax₀+by₀+c|/√(a²+b²) に代入すると |3+8−1|/5=10/5=2。分子の絶対値を忘れたり、√(a²+b²)で割り忘れると「10」になってしまう。「代入して絶対値、ルートで割る」とセットで覚えよう。

円の方程式

円 x²+y²−4x+6y+4=0 の中心と半径は?

  1. 中心(2, −3)、半径3
  2. 中心(−2, 3)、半径3
  3. 中心(2, −3)、半径9
  4. 中心(−2, −3)、半径3

正解:1番

平方完成すると (x−2)²+(y+3)²=9 となる。(x−2)²の中心のx座標は「+2」で、符号が逆になるのがひっかけポイント。半径は9ではなく√9=3であることにも注意。

内分点の公式

2点 A(1, 2)、B(7, 5) を結ぶ線分ABを 2:1 に内分する点の座標は?

  1. (5, 4)
  2. (3, 3)
  3. (4, 7/2)
  4. (13, 8)

正解:1番

m:n内分点は ((n·x₁+m·x₂)/(m+n), (n·y₁+m·y₂)/(m+n))。2:1なら ((1·1+2·7)/3, (1·2+2·5)/3)=(5, 4)。比を逆にすると(3, 3)、外分すると(13, 8)になる。「相手側の比を掛ける(たすきがけ)」と覚えよう。

円と直線の関係

円 x²+y²=5 と直線 y=2x+5 の位置関係は?

  1. 1点で接する
  2. 異なる2点で交わる
  3. 共有点をもたない
  4. 直線が円の中心を通る

正解:1番

中心(0, 0)と直線 2x−y+5=0 の距離は 5/√5=√5 で、半径√5とちょうど等しいので接する。d=r なら接する、d<r なら2点で交わる、d>r なら共有点なし。判別式より「中心との距離 d と半径 r の比較」が速い。

アポロニウスの円

2点 A(0, 0)、B(6, 0) に対し AP:BP=1:2 を満たす点Pの軌跡は?

  1. 中心(−2, 0)、半径4の円
  2. 中心(2, 0)、半径4の円
  3. 中心(−2, 0)、半径16の円
  4. 線分ABの垂直二等分線

正解:1番

AP:BP=1:2 から 4AP²=BP² として整理すると (x+2)²+y²=16。距離の比が1:1でない2定点からの軌跡は「アポロニウスの円」になる。1:1のときだけ垂直二等分線になる点がひっかけ。円はAに近い側(比の小さい側)に寄ることも確認しよう。

2直線の平行条件

2直線 x+2y−3=0 と ax+3y+1=0 が平行になる定数aの値は?

  1. a = 3/2
  2. a = −6
  3. a = 6
  4. a = −3/2

正解:1番

平行条件は a₁b₂−a₂b₁=0 なので 1·3−2·a=0 より a=3/2。a=−6 は垂直条件 a₁a₂+b₁b₂=0 を使ったときの答えで、定番のひっかけ。「平行はたすきがけ=0、垂直は内積型=0」と区別して覚えよう。

三角関数

加法定理(sin)

sin(α+β) を展開した式として正しいものは?

  1. sinα cosβ + cosα sinβ
  2. sinα cosβ − cosα sinβ
  3. cosα cosβ − sinα sinβ
  4. sinα sinβ + cosα cosβ

正解:1番

sinの加法定理は「サイン・コサイン、コサイン・サイン」の順で、(α+β)なら符号はそのまま+。符号が−なのは sin(α−β) のとき。「咲いたコスモス、コスモス咲いた」の語呂で順番を覚えよう。

加法定理(cos)

cos(α+β) を展開した式として正しいものは?

  1. cosα cosβ − sinα sinβ
  2. cosα cosβ + sinα sinβ
  3. sinα cosβ + cosα sinβ
  4. sinα sinβ − cosα cosβ

正解:1番

cosの加法定理は「コスコス・サインサイン」で、(α+β)のとき符号が−に反転するのが最大の注意点。+になるのは cos(α−β)。「コスモスコスモス咲かない咲かない(符号が逆)」で覚えよう。

2倍角(cos)

cos2θ を sinθ だけで表した式は?

  1. 1 − 2sin²θ
  2. 1 + 2sin²θ
  3. 2sin²θ − 1
  4. 1 − 2cos²θ

正解:1番

cos2θ=cos²θ−sin²θ に cos²θ=1−sin²θ を代入すると 1−2sin²θ。符号を逆にした 2sin²θ−1 や、cosで表した 2cos²θ−1 と混同しやすい。「sinで表すと1が先頭、cosで表すと−1が最後」と整理して覚えよう。

sin75°の値

sin75° の値は?

  1. (√6 + √2)/4
  2. (√6 − √2)/4
  3. (√2 + √6)/2
  4. (1 + √3)/4

正解:1番

75°=45°+30° と分けて加法定理を使うと sin45°cos30°+cos45°sin30°=(√6+√2)/4。(√6−√2)/4 は sin15° の値で、符号ミスの典型。「大きい角ほど値も大きい(+の方が75°)」で検算できる。

三角関数の合成

sinθ + √3cosθ を合成した式は?

  1. 2sin(θ + π/3)
  2. 2sin(θ + π/6)
  3. √2 sin(θ + π/3)
  4. 2sin(θ − π/3)

正解:1番

振幅は √(1²+(√3)²)=2、cosα=1/2、sinα=√3/2 から α=π/3。係数を逆に見て π/6 としてしまうのが頻出ミス。「sinの係数がcosα側、cosの係数がsinα側」に対応することを座標(1, √3)の偏角で確認しよう。

対称式とsincos

sinθ + cosθ = 1/2 のとき、sinθcosθ の値は?

  1. −3/8
  2. 3/8
  3. −3/4
  4. 1/8

正解:1番

両辺を2乗すると sin²θ+cos²θ+2sinθcosθ=1/4 となり、1+2sinθcosθ=1/4 から sinθcosθ=−3/8。sin²θ+cos²θ=1 を忘れて 2sinθcosθ=1/4 とすると 1/8 になってしまう。「和が与えられたらまず2乗、1が出てくる」が鉄則。

指数・対数

有理数の指数

8^(2/3) の値は?

  1. 4
  2. 16
  3. 2
  4. 16/3

正解:1番

8=2³ なので 8^(2/3)=(2³)^(2/3)=2²=4。指数法則 (aᵐ)ⁿ=aᵐⁿ を使う。「3分の2乗=3乗根してから2乗」なので ³√8=2、2²=4 と2段階で考えてもよい。指数を掛け算し忘れると16などのミスになる。

対数の和

log₁₀2 + log₁₀5 の値は?

  1. 1
  2. log₁₀7
  3. 10
  4. 0

正解:1番

logの和は真数の積:log₁₀2+log₁₀5=log₁₀(2×5)=log₁₀10=1。真数どうしを足して log₁₀7 とするのが典型的な誤り。「足し算は掛け算に化ける」が対数法則の基本。

対数の値

log₃(1/27) の値は?

  1. −3
  2. 3
  3. −1/3
  4. 1/3

正解:1番

1/27=3⁻³ なので log₃3⁻³=−3。「3を何乗したら1/27か」と読み替えるのがコツ。逆数だからとマイナスを忘れて3としたり、−1/3と混同しないよう「真数が1より小さければlogは負」で検算しよう。

底の変換公式

log₄8 の値は?

  1. 3/2
  2. 2/3
  3. 2
  4. 3

正解:1番

底の変換公式で log₄8=log₂8/log₂4=3/2。分母と分子を逆にすると2/3になるのがひっかけ。「変換後の底は自由、真数が分子・元の底が分母」と位置関係で覚えよう。4^(3/2)=8 で検算できる。

指数方程式

方程式 9ˣ = 27√3 を解くと x = ?

  1. 7/4
  2. 3/2
  3. 7/2
  4. 4/3

正解:1番

底を3にそろえると 3²ˣ=3³·3^(1/2)=3^(7/2) なので 2x=7/2、x=7/4。√3=3^(1/2) の変換を忘れて 27だけで比べると 3/2 になる。「指数方程式はまず底をそろえる」が第一手。

常用対数と桁数

log₁₀2 = 0.3010 とするとき、2⁵⁰ は何桁の整数か?

  1. 16桁
  2. 15桁
  3. 17桁
  4. 14桁

正解:1番

log₁₀2⁵⁰=50×0.3010=15.05 なので 10¹⁵ < 2⁵⁰ < 10¹⁶ となり16桁。logの値15をそのまま桁数と答えるのが最頻出ミス。「桁数=logの整数部分+1」と必ず1を足すことを覚えよう。

微分・積分

導関数の計算

f(x) = x³ − 3x² の導関数 f'(x) は?

  1. 3x² − 6x
  2. 3x² − 3x
  3. x² − 6x
  4. 3x² − 6

正解:1番

(xⁿ)′=nxⁿ⁻¹ を各項に使うと f′(x)=3x²−6x。係数3を掛け忘れたり、−3x²の微分で係数だけ下ろして−3xとするのが定番ミス。「指数を前に下ろして、指数を1減らす」を全項に丁寧に適用しよう。

定積分の計算

∫₀¹ (3x² + 2x) dx の値は?

  1. 2
  2. 5
  3. 1
  4. 3

正解:1番

原始関数は x³+x² なので [x³+x²]₀¹=1+1=2。積分せずに被積分関数へ x=1 を代入すると5になってしまう。「まず積分してから端点を代入」の手順を崩さないこと。

接線の傾き

曲線 y = x² 上の点 (3, 9) における接線の傾きは?

  1. 6
  2. 9
  3. 3
  4. 2

正解:1番

接線の傾きは微分係数 f′(3)。y′=2x に x=3 を代入して6。y座標の9やx座標の3をそのまま答えないよう注意。「傾きが欲しければまず微分」が合言葉。

極大値

f(x) = x³ − 3x の極大値は?

  1. x = −1 で極大値 2
  2. x = 1 で極大値 2
  3. x = −1 で極大値 −2
  4. x = 1 で極大値 −2

正解:1番

f′(x)=3x²−3=0 より x=±1。増減表を書くと x=−1 の前後で f′ が+から−に変わるので極大で、f(−1)=−1+3=2。x=1 は極小(値−2)。「x³の係数が正なら山が先(左が極大)」とグラフの形で覚えよう。

放物線と面積

曲線 y = x² − 3x と x軸で囲まれた部分の面積は?

  1. 9/2
  2. 9
  3. 27/2
  4. 3/2

正解:1番

x軸との交点は x=0, 3。6分の1公式で |1|·(3−0)³/6=27/6=9/2。区間で y≤0 なのでマイナスを付けて積分することを忘れると符号ミスになる。「囲まれた面積は (β−α)³/6」で一発。

1/6公式の応用

放物線 y = x² と直線 y = 2x + 3 で囲まれた部分の面積は?

  1. 32/3
  2. 64/3
  3. 16/3
  4. 8/3

正解:1番

x²=2x+3 から x²−2x−3=0、交点は x=−1, 3。6分の1公式で (3−(−1))³/6=64/6=32/3。約分を忘れて64/6のまま選択肢を探したり、(β−α)を2乗してしまうと16/3などになる。「差の3乗を6で割る」を正確に。

数列

等差数列の和

初項a、末項l、項数nの等差数列の和Sを表す式は?

  1. S = n(a + l)/2
  2. S = n(a − l)/2
  3. S = n(a + l)
  4. S = (a + l)/2

正解:1番

「(初項+末項)×項数÷2」が等差数列の和の公式。台形の面積((上底+下底)×高さ÷2)と同じ形とイメージすると忘れない。÷2を忘れる、項数nを掛け忘れるのが典型ミス。

Σkの公式

Σ(k=1→n) k を n の式で表すと?

  1. n(n+1)/2
  2. n(n−1)/2
  3. n(n+1)(2n+1)/6
  4. n²(n+1)²/4

正解:1番

1からnまでの自然数の和は n(n+1)/2。n(n−1)/2 は「1からn−1まで」の和で、範囲のずれによる誤り。n=2で検算すると 1+2=3=2·3/2 と確認できる。「隣どうしの積の半分」と覚えよう。

Σk²の公式

Σ(k=1→n) k² を n の式で表すと?

  1. n(n+1)(2n+1)/6
  2. n(n+1)/2
  3. n²(n+1)²/4
  4. n(n+1)(n+2)/6

正解:1番

2乗和の公式は n(n+1)(2n+1)/6。n²(n+1)²/4 は3乗和(Σk³)の公式で混同しやすい。n=2 で 1+4=5=2·3·5/6 と検算すると確実。「6で割る、真ん中に2n+1」がキーワード。

等比数列の和

初項3、公比2の等比数列の初項から第5項までの和は?

  1. 93
  2. 96
  3. 48
  4. 31

正解:1番

公式 a(rⁿ−1)/(r−1) に代入して 3(2⁵−1)/(2−1)=3×31=93。3+6+12+24+48=93 と直接足しても確認できる。初項3を掛け忘れると31、第5項48を最終項と取り違えるミスにも注意。

階差型の漸化式

a₁ = 1、aₙ₊₁ = aₙ + 2n で定まる数列の一般項は?

  1. aₙ = n² − n + 1
  2. aₙ = n² + n + 1
  3. aₙ = n² − n − 1
  4. aₙ = 2n − 1

正解:1番

階差が2nなので n≥2 で aₙ=1+Σ(k=1→n−1)2k=1+(n−1)n=n²−n+1(n=1でも成立)。Σの上端を n としてしまうと n²+n+1 になる、これが最大のひっかけ。「階差の和は n−1 まで」と唱えよう。a₂=3 で検算。

特性方程式型漸化式

a₁ = 1、aₙ₊₁ = 3aₙ + 2 で定まる数列の一般項は?

  1. aₙ = 2·3ⁿ⁻¹ − 1
  2. aₙ = 2·3ⁿ⁻¹ + 1
  3. aₙ = 2·3ⁿ − 1
  4. aₙ = 3ⁿ⁻¹ − 1

正解:1番

特性方程式 α=3α+2 から α=−1。aₙ₊₁+1=3(aₙ+1) と変形でき、{aₙ+1} は初項2・公比3の等比数列なので aₙ+1=2·3ⁿ⁻¹、よって aₙ=2·3ⁿ⁻¹−1。最後に「−α」ではなく「+α分を戻す」符号処理を誤りやすい。a₂=5 で検算すれば安心。

ベクトル(数C)

内積の定義

a→ と b→ のなす角を θ とするとき、内積 a→·b→ の定義は?

  1. |a→||b→|cosθ
  2. |a→||b→|sinθ
  3. |a→||b→|tanθ
  4. |a→| + |b→|

正解:1番

内積の定義は「大きさの積×cosθ」。sinθ を使うのは平行四辺形の面積などで、内積とは別物。「内積は cos、影(正射影)のイメージ」と結びつけて覚えよう。θ=90°で内積0になることとも整合する。

内積の成分計算

a→ = (1, 2)、b→ = (3, −1) のとき、内積 a→·b→ の値は?

  1. 1
  2. 5
  3. −1
  4. 7

正解:1番

成分での内積は x どうし、y どうしの積の和:1×3+2×(−1)=3−2=1。y成分の符号(−1)を落として 3+2=5 とするのが典型ミス。内積の答えはベクトルではなく「1つの数」になることも押さえよう。

垂直条件

零ベクトルでない a→ と b→ が垂直であるための条件は?

  1. a→·b→ = 0
  2. a→·b→ = 1
  3. a→·b→ = |a→||b→|
  4. a₁b₂ − a₂b₁ = 0

正解:1番

垂直なら θ=90° で cosθ=0 だから内積が0。a₁b₂−a₂b₁=0 は平行条件で、垂直条件と最も混同しやすい。「垂直=内積ゼロ、平行=たすきがけゼロ」とペアで暗記しよう。

平行条件

a→ = (2, 3) と b→ = (x, 6) が平行になる x の値は?

  1. 4
  2. −9
  3. −4
  4. 9

正解:1番

平行条件 a₁b₂−a₂b₁=0 より 2×6−3x=0、x=4。内積=0(垂直条件)で解くと 2x+18=0 から x=−9 になってしまう。成分比で 2:3=x:6 と考えても x=4 が出る。「平行は比が等しい」で確認を。

内分点の位置ベクトル

線分ABを 2:1 に内分する点Pの位置ベクトル p→ は?(A、Bの位置ベクトルを a→、b→ とする)

  1. p→ = (a→ + 2b→)/3
  2. p→ = (2a→ + b→)/3
  3. p→ = (a→ + 2b→)/2
  4. p→ = (2a→ − b→)/3

正解:1番

m:n内分は (n·a→+m·b→)/(m+n)。2:1 なら (1·a→+2·b→)/3。比の数字を近い側に付けてしまう逆転ミスが最頻出で、「比は相手側(遠い方の点)に掛ける」と覚える。分母は必ず m+n=比の和。

ベクトルの大きさ

|a→| = 3、|b→| = 2、a→·b→ = −3 のとき、|a→ + b→| の値は?

  1. √7
  2. √19
  3. 7
  4. √13

正解:1番

|a→+b→|²=|a→|²+2a→·b→+|b→|²=9−6+4=7 なので |a→+b→|=√7。内積の符号を+にして 9+6+4=19 とするのが典型ミス。「大きさは必ず2乗してから展開」、最後にルートを戻すのも忘れずに。

複素数平面(数C)

極形式

複素数 z = 1 + i の極形式は?(0 ≤ 偏角 < 2π)

  1. √2(cos π/4 + i sin π/4)
  2. 2(cos π/4 + i sin π/4)
  3. √2(cos π/2 + i sin π/2)
  4. √2(cos π/4 − i sin π/4)

正解:1番

絶対値は √(1²+1²)=√2、点(1, 1)の偏角は π/4。絶対値を1²+1²=2のまま使うミスと、偏角の符号ミスが定番。「r は必ずルート、偏角は点の位置を図で確認」を習慣に。

複素数の絶対値

複素数 z = 3 + 4i の絶対値 |z| は?

  1. 5
  2. 7
  3. 25
  4. √7

正解:1番

|z|=√(3²+4²)=√25=5。実部と虚部をそのまま足して7としたり、2乗和の25のまま答えるのがよくある誤り。3:4:5 の直角三角形を思い出せば一瞬。「絶対値は原点からの距離」だ。

ド・モアブルの定理

ド・モアブルの定理 (cosθ + i sinθ)ⁿ = ?

  1. cos nθ + i sin nθ
  2. cosθⁿ + i sinθⁿ
  3. n(cosθ + i sinθ)
  4. cosⁿθ + i sinⁿθ

正解:1番

n乗すると「偏角がn倍」になるのがド・モアブルの定理。角θ自体をn乗したり、cosをn乗したりする形はすべて誤り。「掛け算は偏角の足し算、だからn乗は偏角n倍」と回転のイメージで覚えよう。

(1+i)の累乗

(1 + i)⁴ の値は?

  1. −4
  2. 4
  3. −4i
  4. 4i

正解:1番

(1+i)²=1+2i+i²=2i なので (1+i)⁴=(2i)²=−4。i²=−1 の処理を忘れて+4とするのが典型ミス。極形式なら絶対値 (√2)⁴=4、偏角 4×45°=180° で −4 と即答できる。ド・モアブルの威力を実感できる一問。

原点中心の回転

複素数平面上で、点 z を原点を中心に +90°(π/2)回転した点を表す式は?

  1. iz
  2. −iz
  3. −z

正解:1番

角θの回転は (cosθ+i sinθ) を掛けること。θ=90° なら cos90°+i sin90°=i なので iz。−iz は −90°回転、−z は180°回転、z̄ は実軸対称で回転ではない。「i を掛ける=反時計回りに90°」は複素数平面の合言葉。

双曲線の焦点

双曲線 x²/4 − y²/5 = 1 の焦点の座標は?

  1. (±3, 0)
  2. (±1, 0)
  3. (0, ±3)
  4. (±√5, 0)

正解:1番

双曲線では c²=a²+b² なので c²=4+5=9、焦点は (±3, 0)。楕円の c²=a²−b² と混同して 4−5 や |4−5|=1 とするのが最大の罠。「楕円は引く、双曲線は足す」を確実に区別。x²の項が正なので焦点はx軸上にある。

統計的な推測(数B)

期待値の性質

確率変数Xと定数a、bについて、E(aX + b) = ?

  1. aE(X) + b
  2. aE(X)
  3. a²E(X) + b
  4. aE(X) − b

正解:1番

期待値は線形性をもつので E(aX+b)=aE(X)+b。定数bはそのまま残るのがポイント。分散の公式(bが消える)と混同して b を落とすのが典型ミス。「平均は平行移動すればそのままズレる」とイメージしよう。

分散の性質

確率変数Xと定数a、bについて、V(aX + b) = ?

  1. a²V(X)
  2. aV(X) + b
  3. a²V(X) + b
  4. aV(X)

正解:1番

分散は「散らばり」なので平行移動bでは変わらず消え、倍率aは2乗で効いて a²V(X)。bを残す、aを2乗し忘れる、の2つが頻出ミス。「分散のaは2乗、bは消える」とリズムで覚えよう。

二項分布の分散

確率変数Xが二項分布 B(100, 0.2) に従うとき、Xの分散 V(X) は?

  1. 16
  2. 20
  3. 4
  4. 80

正解:1番

二項分布の分散は np(1−p)=100×0.2×0.8=16。np=20 は期待値であり、分散と取り違えやすい。4は標準偏差√16。「期待値np、分散はさらに(1−p)を掛ける」とセットで覚えること。

正規分布の標準化

Xが正規分布 N(50, 10²) に従うとき、X = 70 に対応する標準化変数 z の値は?

  1. 2
  2. 20
  3. 0.2
  4. −2

正解:1番

標準化は z=(X−μ)/σ=(70−50)/10=2。σで割り忘れると20、分散100で割ると0.2になる。N(50, 10²) の「10²」は分散で、割るのは標準偏差10である点が最大の注意点。「引いて、σで割る」の2ステップ。

95%信頼区間

母標準偏差σが既知のとき、大きさnの標本の平均x̄から作る母平均mの95%信頼区間は?

  1. x̄ − 1.96·σ/√n ≤ m ≤ x̄ + 1.96·σ/√n
  2. x̄ − 1.96σ ≤ m ≤ x̄ + 1.96σ
  3. x̄ − 1.96·σ/n ≤ m ≤ x̄ + 1.96·σ/n
  4. x̄ − 2.58·σ/√n ≤ m ≤ x̄ + 2.58·σ/√n

正解:1番

標本平均の標準偏差は σ/√n なので、95%なら x̄±1.96·σ/√n。σのまま使う(√nで割り忘れる)、nで割ってしまう、が2大ミス。2.58は99%信頼区間の値でこれも定番のひっかけ。「95%は1.96、幅はσ/√n」を呪文にしよう。

標本平均の分布

母標準偏差12の母集団から大きさ36の無作為標本をとるとき、標本平均 X̄ の標準偏差は?

  1. 2
  2. 1/3
  3. 12
  4. 6

正解:1番

標本平均の標準偏差は σ/√n=12/√36=12/6=2。√を付けずに 12/36=1/3 とするのが最頻出ミスで、母標準偏差12のままも誤り。「標本平均はnが大きいほど散らばりが小さくなる、その縮み方は√n分の1」と理解しておこう。