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📝 問題と解説の全文(48問)
数II・B・C 公式コレクション の全48問を、解説つきで読める形に並べています。アプリを起動しなくても、ここだけで内容を確かめられます。各見出しを開くと、問題文・選択肢・正解・解説が出ます。
図形と方程式
点と直線の距離
点(1, 2)と直線 3x+4y−1=0 の距離はいくつ?
- 2
- 10
- 2/5
- 12/5
正解:1番
距離の公式 |ax₀+by₀+c|/√(a²+b²) に代入すると |3+8−1|/5=10/5=2。分子の絶対値を忘れたり、√(a²+b²)で割り忘れると「10」になってしまう。「代入して絶対値、ルートで割る」とセットで覚えよう。
円の方程式
円 x²+y²−4x+6y+4=0 の中心と半径は?
- 中心(2, −3)、半径3
- 中心(−2, 3)、半径3
- 中心(2, −3)、半径9
- 中心(−2, −3)、半径3
正解:1番
平方完成すると (x−2)²+(y+3)²=9 となる。(x−2)²の中心のx座標は「+2」で、符号が逆になるのがひっかけポイント。半径は9ではなく√9=3であることにも注意。
内分点の公式
2点 A(1, 2)、B(7, 5) を結ぶ線分ABを 2:1 に内分する点の座標は?
- (5, 4)
- (3, 3)
- (4, 7/2)
- (13, 8)
正解:1番
m:n内分点は ((n·x₁+m·x₂)/(m+n), (n·y₁+m·y₂)/(m+n))。2:1なら ((1·1+2·7)/3, (1·2+2·5)/3)=(5, 4)。比を逆にすると(3, 3)、外分すると(13, 8)になる。「相手側の比を掛ける(たすきがけ)」と覚えよう。
円と直線の関係
円 x²+y²=5 と直線 y=2x+5 の位置関係は?
- 1点で接する
- 異なる2点で交わる
- 共有点をもたない
- 直線が円の中心を通る
正解:1番
中心(0, 0)と直線 2x−y+5=0 の距離は 5/√5=√5 で、半径√5とちょうど等しいので接する。d=r なら接する、d<r なら2点で交わる、d>r なら共有点なし。判別式より「中心との距離 d と半径 r の比較」が速い。
アポロニウスの円
2点 A(0, 0)、B(6, 0) に対し AP:BP=1:2 を満たす点Pの軌跡は?
- 中心(−2, 0)、半径4の円
- 中心(2, 0)、半径4の円
- 中心(−2, 0)、半径16の円
- 線分ABの垂直二等分線
正解:1番
AP:BP=1:2 から 4AP²=BP² として整理すると (x+2)²+y²=16。距離の比が1:1でない2定点からの軌跡は「アポロニウスの円」になる。1:1のときだけ垂直二等分線になる点がひっかけ。円はAに近い側(比の小さい側)に寄ることも確認しよう。
2直線の平行条件
2直線 x+2y−3=0 と ax+3y+1=0 が平行になる定数aの値は?
- a = 3/2
- a = −6
- a = 6
- a = −3/2
正解:1番
平行条件は a₁b₂−a₂b₁=0 なので 1·3−2·a=0 より a=3/2。a=−6 は垂直条件 a₁a₂+b₁b₂=0 を使ったときの答えで、定番のひっかけ。「平行はたすきがけ=0、垂直は内積型=0」と区別して覚えよう。
三角関数
加法定理(sin)
sin(α+β) を展開した式として正しいものは?
- sinα cosβ + cosα sinβ
- sinα cosβ − cosα sinβ
- cosα cosβ − sinα sinβ
- sinα sinβ + cosα cosβ
正解:1番
sinの加法定理は「サイン・コサイン、コサイン・サイン」の順で、(α+β)なら符号はそのまま+。符号が−なのは sin(α−β) のとき。「咲いたコスモス、コスモス咲いた」の語呂で順番を覚えよう。
加法定理(cos)
cos(α+β) を展開した式として正しいものは?
- cosα cosβ − sinα sinβ
- cosα cosβ + sinα sinβ
- sinα cosβ + cosα sinβ
- sinα sinβ − cosα cosβ
正解:1番
cosの加法定理は「コスコス・サインサイン」で、(α+β)のとき符号が−に反転するのが最大の注意点。+になるのは cos(α−β)。「コスモスコスモス咲かない咲かない(符号が逆)」で覚えよう。
2倍角(cos)
cos2θ を sinθ だけで表した式は?
- 1 − 2sin²θ
- 1 + 2sin²θ
- 2sin²θ − 1
- 1 − 2cos²θ
正解:1番
cos2θ=cos²θ−sin²θ に cos²θ=1−sin²θ を代入すると 1−2sin²θ。符号を逆にした 2sin²θ−1 や、cosで表した 2cos²θ−1 と混同しやすい。「sinで表すと1が先頭、cosで表すと−1が最後」と整理して覚えよう。
sin75°の値
sin75° の値は?
- (√6 + √2)/4
- (√6 − √2)/4
- (√2 + √6)/2
- (1 + √3)/4
正解:1番
75°=45°+30° と分けて加法定理を使うと sin45°cos30°+cos45°sin30°=(√6+√2)/4。(√6−√2)/4 は sin15° の値で、符号ミスの典型。「大きい角ほど値も大きい(+の方が75°)」で検算できる。
三角関数の合成
sinθ + √3cosθ を合成した式は?
- 2sin(θ + π/3)
- 2sin(θ + π/6)
- √2 sin(θ + π/3)
- 2sin(θ − π/3)
正解:1番
振幅は √(1²+(√3)²)=2、cosα=1/2、sinα=√3/2 から α=π/3。係数を逆に見て π/6 としてしまうのが頻出ミス。「sinの係数がcosα側、cosの係数がsinα側」に対応することを座標(1, √3)の偏角で確認しよう。
対称式とsincos
sinθ + cosθ = 1/2 のとき、sinθcosθ の値は?
- −3/8
- 3/8
- −3/4
- 1/8
正解:1番
両辺を2乗すると sin²θ+cos²θ+2sinθcosθ=1/4 となり、1+2sinθcosθ=1/4 から sinθcosθ=−3/8。sin²θ+cos²θ=1 を忘れて 2sinθcosθ=1/4 とすると 1/8 になってしまう。「和が与えられたらまず2乗、1が出てくる」が鉄則。
指数・対数
有理数の指数
8^(2/3) の値は?
- 4
- 16
- 2
- 16/3
正解:1番
8=2³ なので 8^(2/3)=(2³)^(2/3)=2²=4。指数法則 (aᵐ)ⁿ=aᵐⁿ を使う。「3分の2乗=3乗根してから2乗」なので ³√8=2、2²=4 と2段階で考えてもよい。指数を掛け算し忘れると16などのミスになる。
対数の和
log₁₀2 + log₁₀5 の値は?
- 1
- log₁₀7
- 10
- 0
正解:1番
logの和は真数の積:log₁₀2+log₁₀5=log₁₀(2×5)=log₁₀10=1。真数どうしを足して log₁₀7 とするのが典型的な誤り。「足し算は掛け算に化ける」が対数法則の基本。
対数の値
log₃(1/27) の値は?
- −3
- 3
- −1/3
- 1/3
正解:1番
1/27=3⁻³ なので log₃3⁻³=−3。「3を何乗したら1/27か」と読み替えるのがコツ。逆数だからとマイナスを忘れて3としたり、−1/3と混同しないよう「真数が1より小さければlogは負」で検算しよう。
底の変換公式
log₄8 の値は?
- 3/2
- 2/3
- 2
- 3
正解:1番
底の変換公式で log₄8=log₂8/log₂4=3/2。分母と分子を逆にすると2/3になるのがひっかけ。「変換後の底は自由、真数が分子・元の底が分母」と位置関係で覚えよう。4^(3/2)=8 で検算できる。
指数方程式
方程式 9ˣ = 27√3 を解くと x = ?
- 7/4
- 3/2
- 7/2
- 4/3
正解:1番
底を3にそろえると 3²ˣ=3³·3^(1/2)=3^(7/2) なので 2x=7/2、x=7/4。√3=3^(1/2) の変換を忘れて 27だけで比べると 3/2 になる。「指数方程式はまず底をそろえる」が第一手。
常用対数と桁数
log₁₀2 = 0.3010 とするとき、2⁵⁰ は何桁の整数か?
- 16桁
- 15桁
- 17桁
- 14桁
正解:1番
log₁₀2⁵⁰=50×0.3010=15.05 なので 10¹⁵ < 2⁵⁰ < 10¹⁶ となり16桁。logの値15をそのまま桁数と答えるのが最頻出ミス。「桁数=logの整数部分+1」と必ず1を足すことを覚えよう。
微分・積分
導関数の計算
f(x) = x³ − 3x² の導関数 f'(x) は?
- 3x² − 6x
- 3x² − 3x
- x² − 6x
- 3x² − 6
正解:1番
(xⁿ)′=nxⁿ⁻¹ を各項に使うと f′(x)=3x²−6x。係数3を掛け忘れたり、−3x²の微分で係数だけ下ろして−3xとするのが定番ミス。「指数を前に下ろして、指数を1減らす」を全項に丁寧に適用しよう。
定積分の計算
∫₀¹ (3x² + 2x) dx の値は?
- 2
- 5
- 1
- 3
正解:1番
原始関数は x³+x² なので [x³+x²]₀¹=1+1=2。積分せずに被積分関数へ x=1 を代入すると5になってしまう。「まず積分してから端点を代入」の手順を崩さないこと。
接線の傾き
曲線 y = x² 上の点 (3, 9) における接線の傾きは?
- 6
- 9
- 3
- 2
正解:1番
接線の傾きは微分係数 f′(3)。y′=2x に x=3 を代入して6。y座標の9やx座標の3をそのまま答えないよう注意。「傾きが欲しければまず微分」が合言葉。
極大値
f(x) = x³ − 3x の極大値は?
- x = −1 で極大値 2
- x = 1 で極大値 2
- x = −1 で極大値 −2
- x = 1 で極大値 −2
正解:1番
f′(x)=3x²−3=0 より x=±1。増減表を書くと x=−1 の前後で f′ が+から−に変わるので極大で、f(−1)=−1+3=2。x=1 は極小(値−2)。「x³の係数が正なら山が先(左が極大)」とグラフの形で覚えよう。
放物線と面積
曲線 y = x² − 3x と x軸で囲まれた部分の面積は?
- 9/2
- 9
- 27/2
- 3/2
正解:1番
x軸との交点は x=0, 3。6分の1公式で |1|·(3−0)³/6=27/6=9/2。区間で y≤0 なのでマイナスを付けて積分することを忘れると符号ミスになる。「囲まれた面積は (β−α)³/6」で一発。
1/6公式の応用
放物線 y = x² と直線 y = 2x + 3 で囲まれた部分の面積は?
- 32/3
- 64/3
- 16/3
- 8/3
正解:1番
x²=2x+3 から x²−2x−3=0、交点は x=−1, 3。6分の1公式で (3−(−1))³/6=64/6=32/3。約分を忘れて64/6のまま選択肢を探したり、(β−α)を2乗してしまうと16/3などになる。「差の3乗を6で割る」を正確に。
数列
等差数列の和
初項a、末項l、項数nの等差数列の和Sを表す式は?
- S = n(a + l)/2
- S = n(a − l)/2
- S = n(a + l)
- S = (a + l)/2
正解:1番
「(初項+末項)×項数÷2」が等差数列の和の公式。台形の面積((上底+下底)×高さ÷2)と同じ形とイメージすると忘れない。÷2を忘れる、項数nを掛け忘れるのが典型ミス。
Σkの公式
Σ(k=1→n) k を n の式で表すと?
- n(n+1)/2
- n(n−1)/2
- n(n+1)(2n+1)/6
- n²(n+1)²/4
正解:1番
1からnまでの自然数の和は n(n+1)/2。n(n−1)/2 は「1からn−1まで」の和で、範囲のずれによる誤り。n=2で検算すると 1+2=3=2·3/2 と確認できる。「隣どうしの積の半分」と覚えよう。
Σk²の公式
Σ(k=1→n) k² を n の式で表すと?
- n(n+1)(2n+1)/6
- n(n+1)/2
- n²(n+1)²/4
- n(n+1)(n+2)/6
正解:1番
2乗和の公式は n(n+1)(2n+1)/6。n²(n+1)²/4 は3乗和(Σk³)の公式で混同しやすい。n=2 で 1+4=5=2·3·5/6 と検算すると確実。「6で割る、真ん中に2n+1」がキーワード。
等比数列の和
初項3、公比2の等比数列の初項から第5項までの和は?
- 93
- 96
- 48
- 31
正解:1番
公式 a(rⁿ−1)/(r−1) に代入して 3(2⁵−1)/(2−1)=3×31=93。3+6+12+24+48=93 と直接足しても確認できる。初項3を掛け忘れると31、第5項48を最終項と取り違えるミスにも注意。
階差型の漸化式
a₁ = 1、aₙ₊₁ = aₙ + 2n で定まる数列の一般項は?
- aₙ = n² − n + 1
- aₙ = n² + n + 1
- aₙ = n² − n − 1
- aₙ = 2n − 1
正解:1番
階差が2nなので n≥2 で aₙ=1+Σ(k=1→n−1)2k=1+(n−1)n=n²−n+1(n=1でも成立)。Σの上端を n としてしまうと n²+n+1 になる、これが最大のひっかけ。「階差の和は n−1 まで」と唱えよう。a₂=3 で検算。
特性方程式型漸化式
a₁ = 1、aₙ₊₁ = 3aₙ + 2 で定まる数列の一般項は?
- aₙ = 2·3ⁿ⁻¹ − 1
- aₙ = 2·3ⁿ⁻¹ + 1
- aₙ = 2·3ⁿ − 1
- aₙ = 3ⁿ⁻¹ − 1
正解:1番
特性方程式 α=3α+2 から α=−1。aₙ₊₁+1=3(aₙ+1) と変形でき、{aₙ+1} は初項2・公比3の等比数列なので aₙ+1=2·3ⁿ⁻¹、よって aₙ=2·3ⁿ⁻¹−1。最後に「−α」ではなく「+α分を戻す」符号処理を誤りやすい。a₂=5 で検算すれば安心。
ベクトル(数C)
内積の定義
a→ と b→ のなす角を θ とするとき、内積 a→·b→ の定義は?
- |a→||b→|cosθ
- |a→||b→|sinθ
- |a→||b→|tanθ
- |a→| + |b→|
正解:1番
内積の定義は「大きさの積×cosθ」。sinθ を使うのは平行四辺形の面積などで、内積とは別物。「内積は cos、影(正射影)のイメージ」と結びつけて覚えよう。θ=90°で内積0になることとも整合する。
内積の成分計算
a→ = (1, 2)、b→ = (3, −1) のとき、内積 a→·b→ の値は?
- 1
- 5
- −1
- 7
正解:1番
成分での内積は x どうし、y どうしの積の和:1×3+2×(−1)=3−2=1。y成分の符号(−1)を落として 3+2=5 とするのが典型ミス。内積の答えはベクトルではなく「1つの数」になることも押さえよう。
垂直条件
零ベクトルでない a→ と b→ が垂直であるための条件は?
- a→·b→ = 0
- a→·b→ = 1
- a→·b→ = |a→||b→|
- a₁b₂ − a₂b₁ = 0
正解:1番
垂直なら θ=90° で cosθ=0 だから内積が0。a₁b₂−a₂b₁=0 は平行条件で、垂直条件と最も混同しやすい。「垂直=内積ゼロ、平行=たすきがけゼロ」とペアで暗記しよう。
平行条件
a→ = (2, 3) と b→ = (x, 6) が平行になる x の値は?
- 4
- −9
- −4
- 9
正解:1番
平行条件 a₁b₂−a₂b₁=0 より 2×6−3x=0、x=4。内積=0(垂直条件)で解くと 2x+18=0 から x=−9 になってしまう。成分比で 2:3=x:6 と考えても x=4 が出る。「平行は比が等しい」で確認を。
内分点の位置ベクトル
線分ABを 2:1 に内分する点Pの位置ベクトル p→ は?(A、Bの位置ベクトルを a→、b→ とする)
- p→ = (a→ + 2b→)/3
- p→ = (2a→ + b→)/3
- p→ = (a→ + 2b→)/2
- p→ = (2a→ − b→)/3
正解:1番
m:n内分は (n·a→+m·b→)/(m+n)。2:1 なら (1·a→+2·b→)/3。比の数字を近い側に付けてしまう逆転ミスが最頻出で、「比は相手側(遠い方の点)に掛ける」と覚える。分母は必ず m+n=比の和。
ベクトルの大きさ
|a→| = 3、|b→| = 2、a→·b→ = −3 のとき、|a→ + b→| の値は?
- √7
- √19
- 7
- √13
正解:1番
|a→+b→|²=|a→|²+2a→·b→+|b→|²=9−6+4=7 なので |a→+b→|=√7。内積の符号を+にして 9+6+4=19 とするのが典型ミス。「大きさは必ず2乗してから展開」、最後にルートを戻すのも忘れずに。
複素数平面(数C)
極形式
複素数 z = 1 + i の極形式は?(0 ≤ 偏角 < 2π)
- √2(cos π/4 + i sin π/4)
- 2(cos π/4 + i sin π/4)
- √2(cos π/2 + i sin π/2)
- √2(cos π/4 − i sin π/4)
正解:1番
絶対値は √(1²+1²)=√2、点(1, 1)の偏角は π/4。絶対値を1²+1²=2のまま使うミスと、偏角の符号ミスが定番。「r は必ずルート、偏角は点の位置を図で確認」を習慣に。
複素数の絶対値
複素数 z = 3 + 4i の絶対値 |z| は?
- 5
- 7
- 25
- √7
正解:1番
|z|=√(3²+4²)=√25=5。実部と虚部をそのまま足して7としたり、2乗和の25のまま答えるのがよくある誤り。3:4:5 の直角三角形を思い出せば一瞬。「絶対値は原点からの距離」だ。
ド・モアブルの定理
ド・モアブルの定理 (cosθ + i sinθ)ⁿ = ?
- cos nθ + i sin nθ
- cosθⁿ + i sinθⁿ
- n(cosθ + i sinθ)
- cosⁿθ + i sinⁿθ
正解:1番
n乗すると「偏角がn倍」になるのがド・モアブルの定理。角θ自体をn乗したり、cosをn乗したりする形はすべて誤り。「掛け算は偏角の足し算、だからn乗は偏角n倍」と回転のイメージで覚えよう。
(1+i)の累乗
(1 + i)⁴ の値は?
- −4
- 4
- −4i
- 4i
正解:1番
(1+i)²=1+2i+i²=2i なので (1+i)⁴=(2i)²=−4。i²=−1 の処理を忘れて+4とするのが典型ミス。極形式なら絶対値 (√2)⁴=4、偏角 4×45°=180° で −4 と即答できる。ド・モアブルの威力を実感できる一問。
原点中心の回転
複素数平面上で、点 z を原点を中心に +90°(π/2)回転した点を表す式は?
- iz
- −iz
- z̄
- −z
正解:1番
角θの回転は (cosθ+i sinθ) を掛けること。θ=90° なら cos90°+i sin90°=i なので iz。−iz は −90°回転、−z は180°回転、z̄ は実軸対称で回転ではない。「i を掛ける=反時計回りに90°」は複素数平面の合言葉。
双曲線の焦点
双曲線 x²/4 − y²/5 = 1 の焦点の座標は?
- (±3, 0)
- (±1, 0)
- (0, ±3)
- (±√5, 0)
正解:1番
双曲線では c²=a²+b² なので c²=4+5=9、焦点は (±3, 0)。楕円の c²=a²−b² と混同して 4−5 や |4−5|=1 とするのが最大の罠。「楕円は引く、双曲線は足す」を確実に区別。x²の項が正なので焦点はx軸上にある。
統計的な推測(数B)
期待値の性質
確率変数Xと定数a、bについて、E(aX + b) = ?
- aE(X) + b
- aE(X)
- a²E(X) + b
- aE(X) − b
正解:1番
期待値は線形性をもつので E(aX+b)=aE(X)+b。定数bはそのまま残るのがポイント。分散の公式(bが消える)と混同して b を落とすのが典型ミス。「平均は平行移動すればそのままズレる」とイメージしよう。
分散の性質
確率変数Xと定数a、bについて、V(aX + b) = ?
- a²V(X)
- aV(X) + b
- a²V(X) + b
- aV(X)
正解:1番
分散は「散らばり」なので平行移動bでは変わらず消え、倍率aは2乗で効いて a²V(X)。bを残す、aを2乗し忘れる、の2つが頻出ミス。「分散のaは2乗、bは消える」とリズムで覚えよう。
二項分布の分散
確率変数Xが二項分布 B(100, 0.2) に従うとき、Xの分散 V(X) は?
- 16
- 20
- 4
- 80
正解:1番
二項分布の分散は np(1−p)=100×0.2×0.8=16。np=20 は期待値であり、分散と取り違えやすい。4は標準偏差√16。「期待値np、分散はさらに(1−p)を掛ける」とセットで覚えること。
正規分布の標準化
Xが正規分布 N(50, 10²) に従うとき、X = 70 に対応する標準化変数 z の値は?
- 2
- 20
- 0.2
- −2
正解:1番
標準化は z=(X−μ)/σ=(70−50)/10=2。σで割り忘れると20、分散100で割ると0.2になる。N(50, 10²) の「10²」は分散で、割るのは標準偏差10である点が最大の注意点。「引いて、σで割る」の2ステップ。
95%信頼区間
母標準偏差σが既知のとき、大きさnの標本の平均x̄から作る母平均mの95%信頼区間は?
- x̄ − 1.96·σ/√n ≤ m ≤ x̄ + 1.96·σ/√n
- x̄ − 1.96σ ≤ m ≤ x̄ + 1.96σ
- x̄ − 1.96·σ/n ≤ m ≤ x̄ + 1.96·σ/n
- x̄ − 2.58·σ/√n ≤ m ≤ x̄ + 2.58·σ/√n
正解:1番
標本平均の標準偏差は σ/√n なので、95%なら x̄±1.96·σ/√n。σのまま使う(√nで割り忘れる)、nで割ってしまう、が2大ミス。2.58は99%信頼区間の値でこれも定番のひっかけ。「95%は1.96、幅はσ/√n」を呪文にしよう。
標本平均の分布
母標準偏差12の母集団から大きさ36の無作為標本をとるとき、標本平均 X̄ の標準偏差は?
- 2
- 1/3
- 12
- 6
正解:1番
標本平均の標準偏差は σ/√n=12/√36=12/6=2。√を付けずに 12/36=1/3 とするのが最頻出ミスで、母標準偏差12のままも誤り。「標本平均はnが大きいほど散らばりが小さくなる、その縮み方は√n分の1」と理解しておこう。